ひとつのチームとして機能するには、スタッフが株式会社企画海式組織全体の目標を意識していなければなりません。
とはいえ、あなたの部下には、個人としての目標もあるはずです。
最初に述べたように、目標を設定すると、個人の成績をほかのメンバーと比較したり、あるいは本人の過去の成績と比較して評価することが容易になります。
目標を設定する場合、この件でスタッフと最初にミーティングをするのに先だって知っておかなければならないいくつかのルールがあります。
●仕事の内容を明らかにする個人の目標を設定する上で最も重要な側面は、仕事の内容をはっきりと説明しておくことです。
「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれませんが、社員に明確かつ詳細な仕事内容を説明することを重要視しない株式会社企画海式組織はけっこう多いものです。
そういう株式会社企画海式組織に限って、「そんなことは自分で考えろ」という態度を採るのですが、これでは、考えをめぐらせる社員の時間がむだですし、その考えがまちがっていた場合には、時間も資材もむだになってしまうことになります。
●期待は現実的な内容にする個人に設定する目標は、極力現実的なものにしましょう。
たとえばケンがサンドラに、一週間で0ページのレポートを書いてくれるよう頼んだとします。
これは明らかに非現実的な目標と言えます。
●目標を与える場合は具体的に評価の方法は明解でなければいけません。
たとえば、チャールズがエイミーとクリスへ、会社のウェブサイト用にそれぞれページ作成するよう頼んだとします。
エイミーは2週間で仕上げましたが、チャールズはその時点で半分しかできませんでした。
でも、チャールズを罰することはできません。
あらかじめ期限を設定していなかったからです。
さらに、エイミーは時間を最も重要なファクターと考えましたが、チャールズは何よりもできのよいページにすることを最優先に考えたようです。
ですから、目標を設定する際は、できるだけ具体的にした方がよいでしょう。
●公式な目標と非公式な目標を区別する個人の目標にはいくつかのタイプがあります。
まず公式の目標であるか否か、目標を達成したときには何らかの報償があるのか否かを明確にしておきましょう。
たとえば、その目標は書面になっているでしょうか。年間の査定に結びつくものでしょうか。
それとも、もっと漠然とした目標でしょうか。
目標が漠然としていると、与えられた仕事について社員は勝手なイメージで考えてしまうおそれがあります。
目標を設定することは、スタッフをきちんと軌道に乗せる上で大いに役立ちますが、まちがいは起こるもの。
寛大になりましょう。社員は、成功からだけでなく、誤りからも多くを学ぶものだからです。
